衣食住の中で住まいは最も保護されている権利

住まいは人間が生きる上でなくてはならないものです。ホームレスは別として、一般的に人間の生活に必要不可欠と言われているのが衣食住です。衣食住の中で最もお金がかかるものが住、つまり住まいと言えます。衣類は安いものもいくらでもありますし、食料も贅沢を言わなければ生きていける分くらいはすぐに調達できます。しかし住まいは買うにしても借りるにしても安定したそれなりの収入がなければいけません。それがない人がホームレスになります。生きていく上で必要不可欠な住まいでも、お金のない人は手に入れることができないとは、一見理不尽なように思えるかもしれませんが、衣食住の中で最も強い権利を持っているのもまた住居なのです。
お金のない人が衣服を買おうと思っても売ってくれる人はいません。勝手に持って帰ったら万引きで捕まります。もちろん商品は問答無用で取り上げられます。食料も同じです。無銭飲食をすれば、やはり警察に捕まります。しかし住まいは一旦手に入れたらたとえ数ヶ月家賃が払えなくてもすぐに追い出されることはありません。もちろんいつまでも払わなければいつかは追い出されますが、生活基盤を立て直す時間はあります。賃貸でもマイホームでも同じです。収入の低い人が格安で借りられる住まいもあります。条件を満たせば家賃補助を出している自治体もたくさんあります。広くて便利な場所にあって綺麗で頑丈で、と欲を言えばキリがありませんが、身の丈に合った快適な住まいを見つけるのも人生の楽しみのひとつです。
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