分譲マンションを買ったら住まいであると同時に資産

PTAの役員、自治会の組長など、プライベートな時間を割かれる役割は皆嫌がるものです。しかし分譲マンションを住まいにしようと考えるなら、この考えは少し改めたほうが良いと思います。分譲マンションには管理組合があり、入居者の中から理事や役員を選出します。そこでマンションの修繕や住人のルールなど、入居者全員にかかわる重要な事柄を決定します。このような話し合いを総会と言います。総会には所有者全員が参加することができます。参加していれば決定に不服であるとか、別の案を提案するなどできますが、委任状を出して参加しなければ、参加する人へ委任する、決定に従う、ということですので後から文句を言うことはできません。
私は以前住んでいたマンションで理事をしていたことがあり、総会に参加しない方が多いことに驚きました。役員になるのも嫌がり、持ち回りで渋々役員になった人は、総会でほとんど意見も言いません。分譲マンションを買ったのですから、単なる住まいではありません。大切な資産です。それなのに資産を守るという意識もなく、面倒な総会になんて参加したくない、というような考えなのか、皆さん無関心でした。それでいて修繕積立金の値上げなど、決定した後に文句を言ってくる人が多くて辟易しました。文句を言うくらいなら総会に参加してください、というと、忙しいなどと言います。もちろん総会で話し合う議題についても事前に資料を渡しています。修繕積立金の値上げについて話し合うことも、資料を読めばわかるはずです。きっと読んでもいないのでしょう。総会や役員が面倒だと感じる人には分譲マンション購入はお勧めできません。
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